FACULTY
建築学科
大成建設の設計部には複数の部署があり、私はその中の学校建築をメインに手がけている設計室に在籍しています。
大学に入学した頃は、住宅の設計に興味があったので、ゼネコン設計部に就職するとは思ってもいませんでした。
今では、公共建築を設計できる楽しさややりがいを日々実感しています。
入社後は本社の設計部に勤務し、北海道科学大学高校の新築工事や、北海道科学大学の図書館の改修工事の設計を担当しています。
学校建築に携われる魅力は、学生生活の思い出の場となる「学校校舎」という場所、そのものを作る部分にあると思っています。
学生生活の記憶の中に残る校舎の景色を考えたり、それを作ることのできる楽しさ、嬉しさを感じています。
今、手がけている北海道科学大学高校の新校舎は、建物の形が三角形であることが大きな特徴です。
内部空間では、三角形の中にさまざまな活動の“場所”を作りました。廊下という概念をなくした、新しいプランタイプの学校建築をコンセプトにしています。
校舎は吹き抜けが複雑につながっているので、完成した際には、是非1階から見上げてみてください。
開放感のある素敵な空間を体感できると思います。この新築工事のほかに、大学図書館の改修にも携わっています。
既存の図書館は、私も在学中に利用していた建物です。既存図書館の特徴である扇状の形を新しい図書館の在り方にどう活かしていくか、改修工事という難しさも感じながら、日々奮闘中です。
大成建設に入社後、すぐに感じたことは「もっと建築のことを知っていかなくては」という思いがとても大きかったです。
働く上では、大学時代に培った知識だけではとても足りません。
入社してからは上司の方もとても熱心に指導してくださり、忙しくはありますが、できることが少しずつ増えていくことに充実感や、達成感もあります。
社会人になった今でも常に学びの連続で、わからないことに直面する毎日ですが、今はこの“がむしゃらな時間”も大切にしたいです。
そして、1つでも多くの知識を身につけて、会社や地域に貢献できる人材になりたいと思っています。
住宅の設計に興味を持ったことが進学の理由でしたが、4年間を通して、建築の世界には実にさまざまな分野があることを知りました。
母校校舎の新棟及び改修工事においても、たくさんの卒業生の方が活躍されています。設計業務、施工業務などさまざまな分野のOB?OGの方からお話を聞ける機会があるので、先輩方の生の声から、自分が進みたい道を考え選択することも魅力の1つです。
多彩な分野の方々とコミュニケーションがとれる環境があり、社会人になる上でとても大切な能力を身につけられる環境が充実していることが北科大の良さだと思います。
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